¥1,100,000-(税込)
ポラリスホワイトフィニッシュにオプションのトレモトーンが付いたレアスペックの1963年製 SG Jrです。
マホガニーボディ、マホガニーネック、色濃く目の詰まったハカランダ指板、ピックアップはリアにP-90一発のみの潔い仕様、オプションのトレモロアームはショートヴァイブローラではなく、同年代のEpiphoneなどでは確認出来るもののGibson製品では見かける事が少ない「Maestro Tremotone Vibrola」が採用されています。
ペグが近年のGotoh製へ、Volume&Tone共にポットは80年代の物へ、合わせてコンデンサも交換されており、本来1-Plyのトラスロッドカバーは2-Plyへ交換されています。ネックジョイント周辺はピックガード下のテノンも含めて塗装割れはあるものの、この年代のSGにありがちなネックの付け直しなどは有りません。
シリアルナンバーを打ち直した形跡がありシリアルナンバーの下にうっすら別のシリアルナンバーが浮き上がっています。ヘッド~ネック~ボディまでくまなく入ったウェザーチェック、所々塗装の剥がれを伴う大きな打痕も有り、製造からすでに60年が経過した事を物語る貫禄のルックス。全体に塗装剥がれは有るものの、年式を考えれば弾き傷やバックル傷と言った使用感は少なく、特にヘッド&ボディトップは比較的綺麗な状態を保っています。
ネックはほぼストレートの丁度良い状態でトラスロッドの効きも良好、ナットが交換されており、フレットは高音弦側のローポジションを中心に低くなっていますが、気になるようなビビりや音詰まりは無く演奏性は良好です。
レギュラーカラーのチェリーとは異なる端正なホワイトフィニッシュに、レトロな雰囲気を出す”トレモトーン”ヴィブラートの珍しい組み合わせ、リア一発ながら太く枯れたP-90の音色が心地よく、リフ&バッキングでしっかり使える格好良いSGをお探しの方にオススメの1本です。